お知らせ

ジュエリーデザイナー福谷公男さんの声明

声明文

私こと福谷公男は、かねて東谷義和氏(通称「ガーシー」。以下、「東谷氏」と言います。)に対し、同氏の動画配信が私の名誉を毀損するものであること等を理由とした損害賠償請求訴訟を東京地方裁判所に提起しておりましたところ、東谷氏は、上記訴訟において、私に関する動画の配信内容が全て真実に反するものであったと潔く認めてくれ、私に対し心からの謝罪をするとともに、原告会社(株式会社ジェネシスコンサルティング、現商号・株式会社KIMITAKE)に対し損害賠償債務を負うことを承認したため、私としてもこのことを評価し、今般、東谷氏との間で和解を成立させました。これまで4年の長きにわたり刑事・民事の法的な手続を行って参りましたが、上記和解によって一区切りとなります。

これまで私の活動を支えてくださった警察・検察の捜査関係各位、刑事・民事の裁判所関係各位、報道関係各位、勝部環震弁護士ら勝部法律事務所の皆様、法律意見書を書いてくださった𠮷村顕真先生、ブランドをクローズする憂き目に遭っても不屈の精神でともに戦ってくれた横田武志代表取締役、そして、いつも私を信じて励ましてくれた家族、友人には心より感謝申し上げます。

法律の素人であった私は、今回のケースを通じて、期せずして名誉毀損に関する我が国の法制度や裁判実務を目のあたりにすることになりましたが、その中には、いくつかの改善点があると感じました。YouTubeのようなSNSにおけるいわゆる利益獲得型の不法行為への対処としては、日本の民事訴訟における伝統的な損害論を見直し、発信者に対する懲罰的な損害賠償を認める必要があると存じますし、あくまで私見ですが、民事裁判においても前科のような制度が設けられたり、民事の和解金を支払わない場合には刑事事件になるといった制度が設けられたりしなければ、増加の一途を辿るSNS上の名誉毀損行為を抑えることは難しいと考えます。人それぞれが他人の個性を重んじ、個々の分断を煽らないことは当然のことですが、SNS上の犯罪行為を根絶するためには、社会において新しい英知を絞り、制度的な対応が必要と考えます。私たちの子供の世代が少しでも生きやすい社会が実現されるよう、私自身、これからも一市民として微力を尽くして参るつもりです。


福谷 公男